おなべ

ドラゴン×マッハ!のおなべのレビュー・感想・評価

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)
3.9
SPL2!見所は前作より遥かにパワーアップした格闘アクションシーン、これに限る!今まで様々な格闘アクション映画を観てきたが、その中でも1.2位を争う面白さだった。前作の《サモ・ハン》vs《ドニー・イェン》も良かったが今作はそれを更に上回る白熱した超人的バトルになっており、前作にも登場した《サイモン・ヤム》《ウー・ジン》は引き続き続投し、加えて《トニー・ジャー》《ルイス・クー》《マックス・チャン》と豪華絢爛な俳優陣が多数出演している。

【作品の見所】

❶流れるような映像に目が釘付けに。映像も綺麗。ノーカット長回しのシーンは圧巻で1秒でさえも惜しく感じた。
❷ドラマ性が深い物語展開。ただ乱闘して傷付け合うのでは無く、誰かしら何かしらの目的の為に色々背負って戦っているという、その戦う動機や理由が如何にも男臭くて格好良かった。
❸三つ巴の超展開。味方も敵も一癖も二癖もある濃い役柄で、一人一人が主役のようだった。演技だけでなくアクションも全部含めてキャラクターの背景が滲み出ていた。
❹ムエタイ✖︎カンフーの極限状態で挑むアクロバティックアクション!現代アクションで他に類を見ない至極の格闘対決ここにあり。


※《マックス・チャン》は実に4ヶ国語を披露し、冷徹無垢な魅力モリモリのヴィランを演じていた。

※ムエタイの神《トニー・ジャー》鬼の形相!最高に良い顔付きは見逃せない。

※カンフーの達人《ウー・ジン》 に関しては長回しのシーンだけで500回以上蹴られたという。その甲斐もあり本編はリアリティに富んだ素晴らしいアクションを観ることが出来た。
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