GUMI

先生! 、、、好きになってもいいですか?のGUMIのレビュー・感想・評価

3.6
捻り無しの直球どストレートな生徒×先生のラブストーリー


まだ人を好きになることさえも知らない高校2年生の島田響が初めて恋したのは世界史の伊藤先生。
同じく先生に恋する友達らの姿を見ていた響は"両思いになれる確率の低い恋"であることは重々承知。一方、伊藤先生も教師として変に期待をさせまいと気持ちを逸らそうと交わす。
放課後に先生の部屋を訪ねたり、世界史のテストの点数を上げて先生に驚かれたくて頑張ってみたり…初めの内は学校生活の励みとしての恋だったけど…。

このイケない恋の最初から最後まで、見終わってみるとベタベタな展開なのに目の保養すぎて目が離せなかった。
海や路面電車のある岡山が舞台だったり、弓道部っていう設定も私にとっては非現実的で程良い眩しさだった。


「世の中に好きになっちゃいけない人なんていない」
好きの気持ちに真っ直ぐで正義感溢れる森川葵ちゃんのキャラクターたまらん。
竜星涼の一途に中島先生にアタックし続けるのも…彼女の醜い部分に気付いても尚真っ直ぐに好きでいられるんだもん、たまらん。

確かに好きになっちゃいけない人なんていない、そうだよな…妙にいろいろ考えさせられちゃう。
特にファンでもない生田斗真も説得力ある先生だったし、何より広瀬すずちゃんが演じると箔が付く。そしてトドメにスピッツの主題歌流れるエンドロール、作品の格が上がってしまう。
少女マンガ実写映画、ナメたらあかん。


自分は女子高だったので青春を恋愛関係で充実させることは早々に諦めてたけど、思えば私も先生たちの中では飛び抜けてお洒落なスーツ着てた美術の先生と話したくて昼休みは美術室に毎日のように行ったな。単に大人への憧れだったと思うけど。

いやしかし、夏はやたら青春モノ観たくなる( ´8` )
GUMI

GUMI