なんて哀しい物語なんだ。
過酷な任務を終え帰還した海兵隊員ガブリエル(シャイアラブーフ)を待ち受けていたのは、住人もいない廃墟と化した変わり果てた故郷だった。
一体、何が世界に起きたのか?同じく帰還兵の友人デビン(ジェイコートニー)と共に愛する妻と息子を探すのだが…
ラスト7分の衝撃という謳い文句、だいたい想像つく方も多いと思いますが、ネタバレせずに観るに越したことはありません。
幸せな家族の時間を過ごすガブリエル、海兵隊の厳しい訓練を重ねるガブリエル、厳しい戦地でのガブリエル、その戦地での出来事をカウセリングのような会話形式で上官(ゲイリーオールドマン)と紐解いてゆくガブリエル、廃墟で家族を探すガブリエル。
時間軸の違うストーリーが絡み合って一つになっていく脚本はなかなか秀逸。
アメリカの社会問題の一つでしょう。