マン・ダウン 戦士の約束のkamioriのネタバレレビュー・内容・結末

・普通の戦争映画かと思ったら全然違いました。帰還兵のPTSDを描いた作品。『アメリカン・スナイパー』を思い出す内容。
・時系列がグチャグチャなので前半はかなり混乱するが、後半になって少しずつパズルが組み上がっていく。親切な作りとはいえないが、時系列にしたがって、主人公の状態を明らかにしてからあの妄想救出シーンを描いたら滑稽にみえたかもしれない。PTSDの深刻さを伝える目的においてはなかなか優れた作りだったと思う。ラストの統計でも考えさせられました。
・チャールズのくだりだけいまいち腑に落ちていない。元退役軍人の浮浪者で、ドラマーが殺してしまったってことでいいのかな。全体の構成は良かったと思うけど、各パートでチープに感じる箇所はあって、そらがいくらか残念ではあった。
・ゲイリー・オールドマンが出演している作品とは思わず、オープニングのクレジットですっかり驚いた。相変わらずいい声だった。彼の発話はどうしてこんなに聞き取りやすいのだろう。