2015年11月に引退したミスタープロレス・天龍源一郎の引退前の最後の一年を追ったドキュメント。
大相撲からプロレスに転身。全日、新日からインディを経て、自身の団体天龍プロジェクトでの最後までのエピソードを綴りつつ、引退ツアーのエピソードを交えて天龍源一郎とその家族、そして同僚のプロレスラーにスポットを当てていく。
映画として面白いか？と言われるとビミョーではあるし、そもそもこの映画の中で天龍って「今を生きろ」って言ってなくね？ってことで、点数もこれくらいだけど、人間・天龍源一郎(あるいは、嶋田源一郎)の人間性とか、家族とか、昔のプロレスの話とかは面白くて、ファン向けとあって、みている人もみんなおんなじところでクスクス来たりしてて、一体感はあったw
引退興行前の盟友ジャン鶴の墓標の前でのシーンは悲しくしてないけど泣けた。ジャン鶴しかり、三沢のみーちゃんしかり、テンカウントを聞かずしてリングというかこの世を去っていった人が多くいる中、65歳満身創痍とはいえ、立ってテンカウントを聞けたことはレスラー天龍にとっては幸せな最後だと思う。
プロレスあんま好きじゃないみたいなこと言ってる割に、力士の時には日陰者(？)だったのにここまで続けられた理由、そして親への感謝にも共感できた。プロレス好きな人は是非！
