過去視聴メモその3。
武蔵野美術大学の関野教授による、食育講義のドキュメンタリー。
タイトルの通り、カレーライスを一から作る講義。米、肉、スパイス、野菜を栽培・飼育し、一皿のカレーにどれだけの労力がかかっているのかを学ぶ。
最初にカレーの種類を選ぶも、法的な問題でほぼチキンカレー一択。それはつまり、丹精込めて育てた鳥をいずれ屠殺することを意味する。
野菜の栽培にしても、化学肥料を使用について激論を交わしたりと、本当に楽しそうな講義でした。
最後のシーンでの「店で売ってるのと同じ味だ」というセリフに全て詰まってると思う。
手間暇かけたものは特別な味わいとも言うけど、市販品にもたっぷりと手間暇がかかってる訳で。
最近だとゲーム『天穂のサクナヒメ』で稲作の苦労を学べたけど、本作はそれを広く浅くやってる感じかな。
ドキュメンタリーなので映画的な盛り上がりはあまり無いけど、そもそもそういう映画では無いので問題ナシ！
