正直見たときは期待値が高すぎて少しテンション下がってしまったが、改めて見直し面白さを再確認。
前回が一本にまとめたことで映画としておさまるようになった代わりにクソつまんなくなるという弱点があることを如実に見せてくれたおかげで今回は反省がおおいに活きたと思う。
ダメなところはまず、ゴーストの悪いところである緊張感のある展開が逆に緊張感を無くすというところか。あいつらが頑張れば頑張るほど茶番感が出るのは何故なのだろう。
次に、ドラマの唐突感が否めない点か。基本的にムービー対戦は唐突なのだけど、今回は話のキーになるのが新キャラと敵キャラの二つでドラマ全体に影響を及ぼしてしまうので、どこか情緒的になってしまっていた。ここにレジェンドライダーも含める
為全体的に駆け足な印象が残った。
後は、ウィザードの扱い方かな。もう少し上手く絡めてあげられたような気もする。後、投げキッスとかするキャラだったっけ？でも、本人登場はやっぱり嬉しい限り。鎧武もどうにか本人参戦できてたらもう少し点数上がったかも。
それに、レジェンド4人の変身や映画内ゴースト初変身のシーンはテンションがめっちゃ上がった！
特に後者はまさに最高で、一年間ゴーストを見てきた奴らへのご褒美！「命燃やすぜ！」のテーマが劇的に劇場に鳴り響き、文字通り命燃やして変身しようとするタケルの覚悟に応えるように飛んでくる「俺」アイコンがエモさMAX！！この映画の瞬間最大風速は間違いなくここ！！
最後のライダーの戦いを同時に描くのも気持ちいい。オープニングかけて全フォーム見せる坂本節全開でアトラクションのような爽快感！
ラストの夕日をバックに命を助け合うライダー2人の絵は中々綺麗。
やっぱりそこまで悪い映画じゃなかった！
でも、まだ物足りない…ここがムービー対戦の限界じゃないハズ……
そして2017年……！
