KotaroKawamura

E.YAZAWA ROCKのKotaroKawamuraのネタバレレビュー・内容・結末

E.YAZAWA ROCK(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


・YAZAWAはリハやレコーディングの場でクルーに対してほぼ"〜しろ"等の命令口調を使わず、"〜の方がいいかもわかんない"や"〜したらどうだろう"のように、提案するような口調で話す。(YAZAWAの著書である成り上がりによれば、カーネギーの人を動かすを繰り返し読んだとあるからその影響か)
しかし現場にはボス・YAZAWAの威厳が漂っていて、迫力、緊張感がある。

・YAZAWAは自分のイメージを明確に持っているが、伝達手段はボディランゲージ、顔の表情の変化、擬音がとにかく多い。それを察知して形に出来るクルーの能力の高さに驚く。妥協はしないが、YAZAWAのイメージ通りに事が運んだ時には、とにかく嬉しそうにクルー褒めるのが印象的。人をコントロールする方法を熟知しているように感じる。

・YAZAWAはサクセスし、トップへ登り詰めたという実感を持ちながらも、幼少期の惨めさや、悔しかった経験を忘れない。イコール、それが苦難乗り越えてきた自分への自信、現状に感謝する気持ち、努力を怠らない姿勢につながっているのか。謙虚さと自信のバランスが見事である。

・YAZAWAの着ている白Tのメーカーが知りたい。
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