き

カーズ/クロスロードのきのレビュー・感想・評価

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)
4.2
1-2をDVDで鑑賞したので、シリーズでは本作のみが映画館鑑賞です。
やっぱり本シリーズのエンジン音や迫力のレースシーン、ものすごく映画館向け!
文句なしにカッコイイ。マックィーンが加速して目の前の車を抜き去った時の爽快感がたまらない。クラッシュスレスレの危険な場面でさえも、メチャクチャに胸が熱くなる。
カーレースに関しては全く知識がないのですが、夢中になる気持ちも少しはわかったかもしれない。

本作はまたマックィーンがメインの話となっていて、1では新人だった彼も何回もカーレースで優勝を重ねるうちに年を重ね体力的に衰え、次世代の若くハイテクなレーシングカーが自分を年寄りと馬鹿にする、そんな彼らに勝てず自分の限界を感じていく…というなんとも胸が苦しくなるストーリー。
自分はまだやれる!と意固地になり若者(女の子の新キャラ、トレーナーのクルーズ)のアドバイスを聞こうともしないマックィーンは、完全に『カタブツのジジイ』化している(笑)
一方そのクルーズも、ハイテク技術に頼りがちで、いわゆるダートのレースの経験がない。
その2人の、若者と年増とが互いを補い合っていく図が痛快で面白かった。

そしてラストの展開も…なんとも胸熱。
私はどうにもピクサーがドツボのようで、初っ端からラストまでずっと涙目でしたが(笑)、あのラストには更に涙腺を刺激された。
カッコ良すぎだろ!

自分の限界って誰が決めるんだ?
自分のやれる事って人生で一つしかないのか?

もう最高。

ちなみに1-2は字幕版で見たので今作も字幕で…と思っていたのですが近場が吹き替えしかやっておらず。
しかし結果としてとても良かったです。
声優陣の質が良く集中して鑑賞できた上、
もうとにかく奥田民生さんの「エンジン」
が良すぎる!!
超クールでカッコイイナンバーです。
き