このレビューはネタバレを含みます
レーシングカーのライトニング・マックィーンが活躍するピクサー・アニメーション・スタジオの長編アニメ「カーズ」シリーズ第3作。
世代交代の波が確実に押し寄せるのがレース業界だが、よもや「カーズ」の世界観でこんな事があっていいのかというような展開が見られた。
まぁ、1作目からして現役を退いたレースカーや街の栄枯盛衰などが描かれ、わりとシビアな内容ではあったが。
歳をとったマックィーンが必死に走る姿を見るのもそろそろ辛い頃かと思っていた矢先に、突然現れた新人にその道を譲るという暴挙とも取れる行動。
ぽっと出の、しかも女の子にその座を明け渡すというのは常軌を逸しているなと思ったが、この子なら心からレースそのものを楽しんでくれるだろうと大いに納得させてくれる部分はあった。