ATSUYA

カーズ/クロスロードのATSUYAのレビュー・感想・評価

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)
3.7
ドック・ハドソンに捧ぐ

『カーズ』シリーズ3作目です。
6年ぶりの続編なので、シリーズ唯一の初見でした。
『カーズ』版『ロッキー・ザ・ファイナル』なのかなぁと思っていましたが、面白さは『ロッキー3』くらいでした。

前作『2』は実質メーターが主役だったので、マックィーンが主人公に返り咲くのは実に11年ぶりです。この11年の間にルーキーはベテランになり、超大型ルーキーがレースへ参入してきます。

かつては最強のレーサーとして、レースを牽引したマックィーンも年には勝てず、共に走った仲間たちもタイヤを脱いで去っていきます。
「俺は終わったのか?」
マックィーンの最後の戦いが今始まる。

自分はずっと野球をやってきたので、どうしてもプロ野球と重ねてしまいます。

155キロを投げれば18勝できた時代が過ぎ、165キロを投げ、20本のホームランを打つ化け物が現れる。
そうして毎年1人また1人とユニホームを脱ぐ。

どんな事にも世代交代はつきものです。決して逃れることは出来ません。引退した後をどう過ごすのかが、その後の人生を左右するのですね。清◯さん、これからだよ!

前半以外はあまり乗れずに、クルーズもあまり好きにはなれなかったけど、松岡茉優と奥田民生の声を聞けただけでグッドです。
それにしても、「エンジン」いい曲だな〜。

もう少し歳を重ねてから見たら、感じ方も変わってくるのかな、な『カーズ』の完結編でした。
おしまいおしまい。
ATSUYA

ATSUYA