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亜人のIdeonのレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
3.0
主人公永井圭は、難病の妹を救うため医学を学び、研修医として働いていたが、交通事故に遭い、亜人であることが判明する。何度死んでも蘇る亜人は国家の研究材料として監禁され、終わることのない人体実験の対象となる。永井も監禁され、生きながら身体中を切断される。そこへ救出に現れたのは、同じ亜人の佐藤のグループだった。佐藤は東京を亜人の特区にするべく、手段を選ばぬテロ活動を行っていたが、永井を仲間に引き入れようとしたのだった。東京都民の抹殺を企てる佐藤に共感できない永井は、佐藤を止めようと行動を開始するというお話。
佐藤健と綾野剛、ともに運動神経抜群で斬新で素晴らしいアクションシーンが展開される。川栄李奈も城田優相手に凄まじい格闘シーンを演じる。脚本も、長い原作を良くまとめている。だが、私は乗れなかった。絵面が古いというか、役者が散々動いている割にはダイナミズムが感じられなかった。エモーショナルな盛り上がりにも欠けており、主人公を命懸けの戦いに駆り立てるものがはっきりしない。やや、期待外れの作品だった。
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