KenichiAkagawa

亜人のKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
3.9
死んだら再生する「亜人」が、人体実験を繰り返した人に復讐しようとするが、人類側についた亜人とバトルになるお話。

原作が漫画でアニメでもやってたのは知ってましたが、観たことはありませんでした。なので、事前の情報は俳優人ぐらいでどんな展開なのか全く知らずに鑑賞しましたが、逆に良かったです。

話はいきなり亜人の説明から入り、説明不足な印象のまま展開していくかと思いきや、その辺は自然と入ってきました。冒頭からバトルが展開されるのですが、その最中にいろいろ説明的な要素が含まれていたので、はらはらしながらも設定も認識でき、一石二鳥な展開でした。

死んだらリセットされる設定・・・似たようなの、日本原作・ハリウッドでトム・クルーズ主演実写化されたのありましたね。あれよりアクションも見ごたえあったし、頭脳戦的なのもあったし、よくまとまってたと思います。ふろしきを広げすぎず、狭い部分で進めたのもよかったと思います。あと、「幽霊」の存在・・・スタンドっぽくて好きです。(何なのかは、結局謎のままでしたが・・・)

X-MENでもそうですが、こういうミュータントというか、人と違うものの敵は、結局人間・・・っていうのは、ちょっと切ないけど理解できます。そこに、あの心を通わせるおばあちゃんを持ってきた展開は非常に好感が持てました。

グロイシーンとかも、最小限に抑える努力がしてあり、非常に観やすかった。久々に面白いって思った邦画でした!
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