改名した三島こねこ

亜人の改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
2.6
<概説>

正真正銘不死身のバトル漫画を実写映画化。怪物永井は、警察特殊部隊すら一人で壊滅させる兵士のテロ計画を阻止できるか!?

<感想>

まず原作ファンとしてよかったところ。

1.IBM(黒い幽霊)の完成度はかなり高い
2.亜人田中の城田優起用は慣れると割とアリ
3.映像評価はともかく飛行機のシーンを実現した
4.高橋とゲンの外見のイカレ感
5.ヒカキン
6.全裸

特にヒカキン登場はネタじみていますけれど、世界観の現実味を演出するにはなかなかいいのではないでしょうか。高橋達も原作並の魅力があるかは別として、現実的なキャラクターではありました。

次はどうしても気になったところ。

1.原作未読だと説明不足なところが多々
2.永井のキャラクターが雑改変で不安定に
3.対亜のデウスエクスマキナ扱い
4.佐藤の小物感
5.大オチ

佐藤健PVというのは暴論にしても、全体的にライブ感を優先しすぎかなと。原作がかなり骨太で寡黙な作風なので、ファンとしてはややミスマッチな気持ちに。あと佐藤はしゃべりすぎ。

しかしこれは実写化ではある程度仕方ない。色々詰め込みすぎにしても、いつもの人気俳優実写映画かなといった完成度。大バッシングするほどでもないかな。

ただここまでねじ込むならオグライクヤ博士とかちょろっと出して欲しかったですね。あとおばあちゃんはサラ・コナーみたいに強い女を起用して欲しかったとめんどくさいオタク感。