ラストシーンは「フェリスはある朝突然に」の堅気じゃないバージョン？
所謂「孤独な殺し屋の心のふれあい」映画なのだが、コレ観たら「レオン」とか所詮女子向けにキラキラ美化された世界だわと思っちゃうね（「レオン」は大好きです。）
これがリアルと言うつもりはないが、何というか…新井英樹が「レオン」撮ったらこうなるみたいな感じに仕上がっている
それは主演のウィリアム・フォーサイスの死んだ目が醸し出す雰囲気（ハマり役だと思う。）もさることながら、ヒロインの女優さんの存在感がデカい
決して美人という訳ではないのだが絶妙な「場末感」が魅力的で、主人公との傷付いた魂の寄り添い合いの切なさが半端ない
この女優さん映画の質にメチャクチャ貢献してるわ
文章教室の「すぐ批判するマン」とか、修羅場で道尋ねたアイツとか、最強の殺し屋「ルシファー」とかの脇役の扱い方も好ましい
