二回続けて観ました。
一回目、どこか違和感があり入り込めなかったので、二回目を。
いや、とてもいい映画なんです。それは間違いないです。
この監督の前作「あん」も、とても良かったし、特に樹木希林には魅了されたのに、ある部分あざとさを感じてしまったのですが、今回もとてもいいのに、同じような感じがしてしまいました(^_^;)なんででしょうね?
二回目は、音声ガイドの仕事に注目して観ました。
それにしても、目の不自由な方の映画の「見方」には驚きました。スクリーンを意識する必要がないから、映画の中に入り込むとは。まるで「カイロの紫のバラ」ではないか、、!
でも、映画というのは、映像と音で成り立つもので、特に映像は大きな存在で、それなしで成り立つとは思わなかった。想像力か、、なるほど!
その事を教えてくれただけでも、この映画は素敵だと思います。
ラブストーリーというより、大事なものを失い闇を彷徨う二人が、光に導かれるように前に進む話としてみれば、とても良いです。
永瀬正敏の演技にグッときました。今年の主演男優賞候補に浮上です。