jtokuno

光のjtokunoのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
4.4
永瀬さんの映画には
いつも心揺さぶられてしまう。

「あん」の時も思ったが
健常者でいられることへの感謝、
また、健常者だからこそ陥る盲目さを
僕らは深く感じないといけないと思った。

不自由さを持つとは
どういうことなんだろうか。

そういうことに思いを
巡らすこと自体が自分の
傲慢なんだろうか。

こういう映画をみてると、
日常の全てがくだらなく思えてしまう。

世界は健常者のためにまわっている。
バリアフリーなんて気休めに過ぎない。

映画を観た後に世界観が変わる。
それも、下の方に下の方に目が向く。
自分の無知や浅はかさに愕然とする。
きっと次に人と接する時、
もっと相手の言葉の真意に
耳を傾けようとする。

そんな映画でした。

時折見せる永瀬さんの
優しい表情に何故か泣けてしまう。

あんな大人になりたい。

主演女優の人は
映画がすすむにつれ、
演技が熟してきたと感じた。
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