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光のmazdaのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
4.0
○後日ちゃんとレビュー

とても響いた作品だったけど五感の中で視覚が一番好きと感じる自分には辛いシーンやネガティブな印象も強く残ってる独特な作品。

アバウトタイムのレビューでまた詳しく書こうと思っているけど、イギリスで過ごした間で印象に残ってるベスト3の1つがDans le noir?っていう完全に光の入らない暗闇の中で食事をするというフレンチレストランでの体験。
目を瞑る暗さとは違くて今までまったく感じたことのない感覚で一生忘れられないと思う。それまで正直に言って視覚という感覚がない世界に勝手に怖さを感じていたのだけど、自分が日常では感じれないほど他の感覚が研ぎ澄まされて、もちろん失いたくないものではあるけど、明らかにその体験の後からネガティブな印象が薄れた。
ウェーターのお兄さんは盲目の人で、私は悪びれもなくアバウトタイムで知って来たんだよと言ってお兄さんと映画の話をした後まあ僕見たことないんだけどねって笑いをとりにくるかのようなテンションで明るく言ったこと、(私はあ、そうか、、となってしまった)彼はそんなことで怒ったりしないし、よくみんなそれきっかけで来ると言うし、だから見たことないのによく知っていると言っていたけど、自分の配慮のなさ、五感が当たり前になってしまってる人と五感を大切にしてる人との差みたいなのをすごく感じた瞬間でもあって、だから今作もそうだし、ダンサーインザダーク、トライブ、五感を強く描いてる映画を見直したら確実に感じ方が変わる気がしたから、また見たいなあと思っている一本。
あとこの映画で永瀬さんめちゃめちゃファンになった。
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