Same

人狼ゲーム ラヴァーズのSameのレビュー・感想・評価

人狼ゲーム ラヴァーズ(2016年製作の映画)
2.5
毎年作られる人狼ゲームシリーズ5作目。今回は全員が人狼ゲーム経験者という設定。
1度勝利した者同士なので、より深い心理ゲームが展開、、しない笑

毎回同じ合宿所でやってるっぽいので笑、数回ぶんの勝者が集められてるんだろうけど、映画で見る限り大体は決着まで数日かかった様子なので、序盤の回の人は2週間以上寝かされていたのだろうか。起きた時には相当な栄養失調状態だろうな笑

余計な詮索だけど、このシリーズの制作陣は同じ合宿所を毎年決まった期間に借りてるのかな笑、視聴者としては施設くらい変えてくれた方が新鮮味があるんだけど、殺し合いの舞台だしなあ、なかなか貸してもらえないのか笑

ラヴァーズの名の通り、今回はキューピッドと2人の恋人という第三勢力が追加されます。

もちろん、これがゲームに新しい展開をもたらしはするのですが、恋人と設定したならワードになぞらえたそれなりの展開が欲しかったけど、いつも通りいがみ合ってて、なんだかんだおきまりのパターンで進行します。

とにかく今作は、演技が良くないなあ。主人公の高野蘭子を演じた古畑星夏を含め全員、口汚く罵り慣れてない笑
普段いい子達が、すごく無理矢理大声で汚い言葉を叫ぶので、映画に入っていけないです。
主人公を含め、主要キャラがそんな感じな上にストーリー展開もマンネリ、グロも一切無しという、個人的には過去最低の作品ですかね。

新しい見所もなく、深読み出来るテーマもなく漫然とシリーズ化された印象です。


以下ネタバレ注意!









運営側にいた男が生贄としてゲームに参加させられていたことで、今回初めてこのゲームの運営側の一端が垣間見えたわけですが、お金持ちの道楽という想像通り過ぎる設定でしたね笑
主人公は賭ける側にいた義父に生贄としてゲームに差し出されたことが判明します。
今回、ラストの投票でキューピッドだった八木ひなたを裏切ったのは何故だったのかが若干引っかかります。逃げ果せた後の話もしていただけに。
家族の借金返済をモチベーションにしていた主人公の高野蘭子は、自分が借金のために人狼ゲームに売られており、妹は売られなかったことを知ります。
借金返済から父親と妹への復讐にモチベーションがシフトしたことで、ゲームの賭ける側に回るために、1人で賞金ゲットする必要があったと言うことですね。
そこでキューピッドである八木ひなたを投票で殺害、最後に残った恋人の海老原一香も殺害しました。そもそもキューピッドも一緒に生き残らなければならないというルールは無かったし、恋人同士を選んだあとは元々お払い箱だったんですよね笑

まあお話としてはわかりますし、八木ひなたの自己犠牲も血液の病気で余命いくばくもないという設定から、感動的な感じに演出されてましたけど、感動するには演出が足りなかったかな。

次回作は高野蘭子の妹が参加させられる続編でよかったのでは?
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