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劇場版 黒子のバスケ LAST GAMEのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

週刊少年ジャンプに連載されていた超能力(^^)バスケ漫画のその後を描いた劇場版。
アメリカからショーが主目的のストリートバスケチームが来日し、その圧倒的強さで高校生混成チームを打ち負かすが、相手を小馬鹿にしたプレイスタイルと試合後の日本人蔑視発言が大きく取り上げられてしまう。彼らを倒すため、かつては同じ中学校バスケ部で、その後高校全国大会では別チームで戦った主人公たちが再び結集することになるのだが…という話。

連載当時はほとんどジャンプの漫画を読んでなかったのだが、自分がバスケサークルに入っていたこともあり、バスケ漫画は割と片っ端から読んでいた中で出会った作品。
登場人物の格好良さと荒唐無稽な必殺技がウリの作品なのだが、連載終了後の特別編を元にした本作も、その魅力を充分に表現していると言える。自陣最端からの3ポイントシュートが100%入る選手が一番の小物というとんでもない世界観。気配を消すとか、未来が読めるとか、2つに分かれていた人格が統合するとか、もはやスポーツ漫画の範疇では語れない。
バスケのアニメ作品はあのスラムダンクですら試合のシーンがイマイチな傾向にあったのだが(作り手がバスケ詳しくないから?)、映像面ではかなりよく出来た作品かなあと。なんだかんだ言っても、熱血スポ根の文脈をしっかり押さえているので、手に汗握りながら楽しんで観ることができた。
まあ、原作どおりなのだが、試合時間残り5分切った辺りから、7人いる主人公たちほとんどの見せ場を詰め込んでいるので、メチャクチャ無理のある展開ではあった。

全員が強豪校の主力選手なのに、エキジビジョンの試合で怪我人続出になってるのは、それぞれの所属チームの監督が激怒しそう(^^)
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