このレビューはネタバレを含みます
簡潔に好きです。Wonder好きな私向きすぎる。
話の本質とMaryがgiftedであることにはそこまで深く関わりが無いと思った。結論大人の身勝手さがどれだけ子供を振り回してるかって事だと思う。最初から子供の意見を聞いていれば、何故泣いてるのか、何故怒っているのかちゃんと目をみて理解してれば、迷子にならずに「子供のため」の決断ができるはず。
FrankはMaryのことを思うあまり、どこまでが本当にMaryの為で、どこからが自分のエゴなのかが迷子になってた。
Evelynもある意味ではFrankと同じで。違いは、能力を生かすのが幸せだと思うか、感情や心が求めるように生きるのが幸せだと思うか。Evelynは前者、Frankは後者。
7歳の子供に前者か後者かは決められない(これも大人の身勝手)からこその裁判、からの妥協。Maryの気持ちも考えず、誰も幸せにならない、なれない。映画で、他人事だからこうやって冷静に「大人のアホな身勝手で子供が苦しんでる」って言ってられるけど、実際誰しもこの大人の立場を経験してると思うと苦しい。人間みんな身勝手。
個人的に大優勝したのは先生です。最初はちょっと嫌な顔したかもしれない。でもそこから「早く解き終わると思って」ってもっと難しいプリント出してくれるの凄くない？？人間として出来すぎてるし、クソみたいな学校の制度に縛られないの本当に好き。こういう先生もっと欲しい。頭が良いことを理由に学校をつまらない場所にさせないの最高。学校が勉強するだけの場所じゃないってちゃんとわかってる先生。感動。
純粋無垢なMaryかわいい。かわいい。かわいい。
ピアノ〜〜〜！ネコ〜〜〜！がきゅんポイントです。
