子役、俳優、女優がみんなよかった。お恥ずかしながら俳優を知らなかったがマーベルコミックの俳優さんなのね。(そもそもそちらは観てないけど)スーパーヒーローのイメージとは裏腹に愛情深い若いおじさん役を説得力をもって演じていたと思う。
先生役の女優さんも、いわゆる美人さんではないけど、どこか可愛らしい雰囲気がある生徒想いの人間味ある先生を演じていた(全然役柄は違うのに、ダーティーダンシングのベイビー役の女優さんをなぜか連想してしまった)。
教育ママおばあさん役の女優さんも迫力があったし、子役の子も上手だった。
一方話の筋や展開は、ありきたりな印象だった。ここまでの教育ママって本当にどこまでいるのだろうと思ってしまって、そこの部分はあまり入り込んで観れなかった(女優さんの演技というより人物像)。
それでもご近所のおばさん含めて全般的に普通に暮らしているよい人達が出てきて、エリート社会になり過ぎるのも、一方、エリートの素質がありながらもそれを否定し過ぎることにも、問題提起してるのだろうと思った。もしかしたらアメリカに住んでてそういう問題意識を肌で感じていたら、観ていてもっと思うところがあったのかもしれない。
そういう着眼点含めて悪くない映画だと思うが、私にとっては飛行機の中で観てちょうどよかった感じ。