ぎょんぬ

gifted/ギフテッドのぎょんぬのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.3


特別な才能、giftedをもって生まれたメアリーと姪である彼女を育てるフランクの物語。

<普通>に生きて欲しいというフランクの考えからメアリーは小学校に通い始めるが、彼女の才能が日の目を浴びるとともに2人の生活に変化が巻き起こる。

フランクがたびたび見せる普通ではないことへの抵抗感や、メアリーに送る印象的な言葉の数々、祖母イブリンの執着心、全てがこの物語の背景に、そして結末に結びつくカケラだった。

音楽やカメラワーク、光の使い方など言葉以外で登場人物の感情を表しているのが露骨すぎずでも印象的で不思議な感覚になったのは私だけかな。

そして印象に残っているのはメアリーのハツラツとした演技、7歳の天才少女の子供らしさと天才たる一面をすんなり受け入れられる形で両立させていた。

話の骨組み自体はよくあるストーリーかもしれないが、私は前情報を入れなかったこともあって中盤から泣きっぱなしだった。

各シーンに愛が詰まっている。

なにを伝えたいのかが鮮明で、重くなりすぎずなおかつ素直に泣くことのできる映画。素敵な時間でした、公開したらまた見にいきます。
ぎょんぬ

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