ジョジー

gifted/ギフテッドのジョジーのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.3
GIFTと言えば贈り物ですが、この映画のGIFTEDは“天から与えられた資質”という意味みたいです。なんて羨ましい!と思ってしまうけど、与えられた人たちや家族にとっては普通に暮らすことが難しく、それが悩みになったりしてしまうんですね…。
メアリーの能力を伸ばしたい祖母と、普通に友達と遊び同年代の子たちと同じ幸せを味わわせたいと願うフランク。実の母と息子という関係ながら、メアリーの親権を巡って裁判などごたごたあるわけですが…。
自分にとっての幸せか、メアリーのことを考えての幸せか、フランクが迷う姿を見て、立場は違っても同じ親として共感するところはありました。
子育てに正解なんてない。フランクはメアリーとずっと一緒に暮らすことができるのか?
フランクを演じたクリス・エヴァンス、姪に対する愛に溢れてて葛藤が伝わってきてすごく良かったです。メアリーを演じた子役のマッケンナ・グレイスちゃんがかわい!生意気なことも言っちゃうけど、まだまだ子どもだなぁって。フランクの隣人ロバータを演じるオクタヴィア・スペンサーはなくてはならない存在で。王道中の王道の恋もちょっぴりあり。そして、忘れてはいけないのが、片目の猫ちゃんフレッド君! 彼はこの物語の隠れた立役者です。
謳い文句が、「一番大切なのは<愛する>才能」。本当の親でなくても愛があれば自然といい方に向いていくのだと教えてくれます。GIFTEDにはまた違った意味も含まれてるのかなぁって思ったりしました。久々に涙でぼろぼろでした、良かった!
「Good morning Miss Stevenson.」これは笑いました(笑)
ジョジー

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