公開初日の日比谷シャンテにて鑑賞。トム・フリンの脚本とマッケナ・グレースの演技が光る作品。オリジナルの脚本で実際に子育ての中で作られた背景から来るリアルさとメアリーに感情移入しまくり何度も涙腺にくる。ボニー先生との朝の遭遇シーンは爆笑を誘った。前半はそんな可愛さと天才具合が描かれ後半は裁判劇になっていき、事態が変わっていく。
バーでのやり取りで
ボニー:あなたが一番恐れているのは何??
フランク:僕がメアリーの人生をめちゃめちゃにしてるってこと。
この言葉からこの物語の見方がわかり、一気に気持ちが入っていって、裁判のやり取りにも緊張感が生まれてくる。完璧に感情が乗らされてるので最後まで求心力は落ちず。産婦人科のシーンは涙が溢れますな。あれが最後まで効いてくる気がします。フランクの教育方針は間違ってなかったのだね。
数学繋がりで「ドリーム」のオクタヴィア・スペンサーも見事で頼り甲斐のある感じ。マッケナ・グレースの演技は必見。とにかくかわいい。
オープニングで「入念」と字幕が出て、メアリーが?となったので調べるとAd nauseam と言っていてAd はラテン語の「to」そしてnauseamはラテン語の「嘔吐」からきて、意味は、「吐きたくなるほど」、「嫌になるほど」、「うんざりするほど」。