この作品は子育て中の身にはかなり身につまされる物語かもしれない。
特別な才能を持って生まれたメアリーにフランクがいくら普通に育って欲しいと望んでも、あの環境はさすがに彼女には窮屈過ぎる。賢いゆえに人を見下しちゃうだろうし、コミュニケーションが取れなければどっちみち孤立してしまうだけだしね。
かと言っておばあちゃんのやり方はどうにも異常過ぎるし…
子供の才能を伸ばすことはとても大事だけど、選択する権利を与えてあげることの方がもっと大事だということ。何よりメアリーにとってのベストな選択を一緒に探すことが大人のすべきことだということ、フランクがそこに気がついてくれて、本当に良かった。
頭のいい人は理屈で考え過ぎちゃうのかな。案外答えはすぐ足元に落ちてたりしてね。
