大人のエゴや勝手な考えによって
小さくてまだあどけない子供たちの
大切な本質について失いがちなのを
静かに優しく教えてくれる１作。
子供にとって何が最善なのか？
それはただの大人のエゴなのではないか？
「ギフテッド」
生まれつき天才めいた才能を
持った子供も１人の子供であって
そのことがどれだけ大切なのか。
いつまでもどこまでも素直な子供に
対しての大人のズルさ故の接し方が
すごく忠実に表現されてるのが
涙を誘うし、凄く良い。
子役のマッケンナグレイスちゃんの演技も
おじさん役のクリスエヴァンスも
そして、オクタヴィアスペンサー。
この人の存在って本当に大事。
『ヘルプ〜心をつなぐストーリー〜』でも
凄く一番印象的で今作も心に残る。
フランクおじさんがやらかした時に
メアリーが「気まずいよね〜」って
言ってるの凄く可愛かったし、
この２人本当に親子みたいなんだな。
クリスエヴァンスってどうしても
キャプテン・アメリカとしての
印象がとても強いから
こんなほっこりした映画に出てて
こういうクリエヴァ良いなあってなったし
こういうのもっと出てほしい。
とにかくいつ見ても眉毛から伝わる
クリエヴァの演技力の尊さ。
天才的要素、私にも宿って欲しかったと
小さい頃に何度か思うことあったけど
子供にとって一番大切なものが
何なのか気づかせてくれる映画。
我思う、ゆえに我あり。
