群青

gifted/ギフテッドの群青のレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
3.8
2018年劇場鑑賞16作目。


マーク・ウェブはアメイジング・スパイダーマン2を正しく撮れていたと思う。青春しててスパイディのアクションとしても最高だし、ヴィランも良かった。展開だけが心残りであった。でもラストとしては最高で3も期待が大きかった。
しかしSONYの設定したハードルは超えられるず、今となってはジャンプの打ち切り漫画のような打ち切り方。残念でならない。ジョン・マルコヴィッチのヴァルチャー観たかった。あ、こっちはスパイダーマン4か笑

とりあえず監督としてはちゃんと仕事をしたと思われるが会社の設定した目標ではなかったため、打ち切りとなってしまったアメスパ2から離れた監督は今一度自分の好きなものを今作でちゃんと作ったと思う。
ギフテッドはまさにこれぞマーク・ウェブ!と言っていいほどの傑作でした。
と言ってもこれも後半で少し寝てしまいました。最近のレビュー、寝てるの多い。作品が悪い場合と自分が悪い場合があると思いますがこれは後者かなあ〜


天才だから周りの同年代とは合わせられず大人とばかり話す女の子と彼女だけはしっかり育てようとする伯父のキャップ、、、じゃないけど笑

言うなれば親の夢を勝手に子供に背負わすなって話でした。


出てくるシーン出てくるシーンが全て気持ちいい。なにが気持ちいいって音楽とか色彩とか登場人物の距離感、位置、仕草とかが全て自然で理にかなっているから。
特に浜辺で遊ぶシーンと、病院で何時間も座るシーンとか、なんでこんなにマーク・ウェブは一般人の一般人らしい気持ちがわかるんだろうかと思った。簡単な言葉で一言で言ってしまうとしみじみしてしまった。
病院のシーンなんか自分に子供ができたらやりたいことに入ってしまうほど。まあ日本の病院じゃ多分できないんだろうけど。


子供には普通に育ってもらいたいと同時に自分の得意なところをどんどん伸ばしてもらいたいと思う。それは考えが飛躍すると子供に自分のできなかったことを押し付けることにもつながってしまうんだけど、コレはそれに対してできるだけ誠実な答えを用意していると思う。


あとやっぱり子役だよね。かわいいよ。
今日は先生、っていうセリフとか笑
オクタヴィア・スペンサーはさすがの脇役。彼女が横にいると安心感がMAxになるのはなんででしょう。ウーピー・ゴールドバーグ枠?笑
主役のクリス・エヴァンスもちゃんと、キャップ以外の役を得ている。彼はコレで安泰だろう。


とても味わい深い作品でした。
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