mayu

gifted/ギフテッドのmayuのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.6
この映画、大好きでした。とにかく喜怒哀楽するメアリーがとっても可愛い。。

なにが正解なのか、人の幸せや愛に方程式はなく、難しい。ナビエス・トークス方程式を解くことのように、それを生涯考え続けることで解は導き出される可能性がある。

メアリーの母ダイアンはメアリーに、自身で選択のできる人生をメアリーに残し、gifted(才能)だけでなく、これこそが母からの最大のgift(贈り物)だったのではないかな。

フランクがメアリーに「自分で考えろ、でも信じることも恐れるな」と自分の考えを押し付けずに話すシーン、
実際に病院へ連れて行って出産場面をメアリーに体験させるシーン、
「こんなに優しくて賢いのであれば私の育て方は間違ってなかった」と話していたシーン、
愛おしくて大好きでした。

必ず親子ではなくても、フランク、ロバータ、ボニー、フレッドなど周りに素敵な人がいれば、メアリー本人は素直に賢く優しく育っていける、
愛のある環境があるからこそ、人は成長できる、そんなメッセージも大好きでした。

あと、フランクがメアリーの先生ボニーにbarで「嫌いな生徒は?」や「恐れていることは?」と聞くシーンでは、フランクがモテる理由がわかる気がします。笑
フランクは人の本音を引き出す雰囲気作りが上手なのだと思う。
(だからメアリーもフランクのことが好きなのだろうな)

優等生的なボニー先生が我を忘れて1人の女性になり、朝帰りの際タクシー乗り込みながら「刑務所まで」と罪悪感たっぷりで行き先を指定するボニー先生がすごく可愛くて、ここも大好きなシーンのうちのひとつ。

この映画を見て感じたのが、子どもの頃って子ども扱いされたくないし、女性はいつまでも女性扱いされたい生き物だよなと。笑
子育てって難しいけど楽しそう。いつか私も自分の意思を素直に表現できる子を育てられたらいいなと思う。

いつかこの育て方で良かったのか?と自問自答するときがくれば、この映画のことを思い出したいな、と思います。
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