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gifted/ギフテッドのmoのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.2

【数学の天才児が見つけた、数式よりも大事なもの】


近年、『アメイジング・スパイダーマン』とその続編という大作を手掛けていたマーク・ウェブ監督が、『(500)日のサマー』以来、“自身の原点”とも語るヒューマンドラマに返り咲きを果たした本作。



海辺の街でボートの修理屋をしているフランクは自殺した姉の娘、メアリーを養っている。
メアリーは数学の天才児だが、フランクは姉の「普通に育てたい」という思いを尊重し、英才教育を拒んでいた。
ある日、天才児には相応の教育を望む祖母のイブリンが現れフランクと衝突、メアリーの親権問題にまで発展していく。



レンタル開始時に観てすぐにDVDを購入しました!
これは映画館で観たかったです〜!
驚くべきはメアリー役のマッケナ・グレイスちゃん。
長い睫毛に愛らしい見た目はもちろん、全力の泣きの演技が観ている側の涙も誘いますね…
ニコって笑うと前歯がないところも幼さが強調されてまたかわいい!


そんなメアリーを巡って喧嘩する叔父のフランクと祖母のイブリン。
イブリンがかなり悪役に描かれてますけど、自分だったらどうするかな?を始終考えながら観てました。
結果、特別な才能を開花させたいって思うのも愛故にだと思うんですよね。
誰にだって愛情の与え方を間違えてしまうことはある。
完全にやりすぎではあるけど、イブリンも100%は憎めないというのが私の本音です。


しかし、この映画はなんと言っても、フランクがメアリーに病院で見せる生命誕生のシーンが素晴らしい!!
数式では表せない気持ちがあること、才能の有無とか関係なく、みんな多くの人に祝福されて生まれてくること…
フランクがメアリーに伝えたいことが全て詰まっているシーンだと思いました。



全国のお父さんお母さん、必見です!
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