塔の上のカバンツェル

バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍の塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

3.5
第一次世界大戦下、1917年ケレンスキー政権下のロシア帝国軍女性部隊を描いた戦争伝記映画。

ロシア婦人版、「グローリー」かな?

ロシア帝政末期の東部戦線が舞台なので、兵委員会が戦闘を拒否する辺りもかなりの尺で描写される。

赤色革命後の戦闘を拒否した男たちに舐められながらも、戦闘部隊として戦う女たち。

ジリジリと独軍のストームトルッペン(突撃兵)に追い詰められる彼女たちの終盤の戦いは、結構迫力もあってよかった。

第二次世界大戦の赤軍では、女性の通信兵や交通整備係、高射砲対空部隊をはじめ、狙撃兵やパイロット、果ては戦車兵など、女性も多く軍に動員されたので近年のロシアンスナイパーモノなども多く量産されてる一方、第一次世界大戦モノは珍しい一品。

史実の彼女たちは、後に白衛軍側で戦った事実から粛清されたとのことで、哀しい

横で何となく観てた母ちゃんの感想は「あの機関銃撃ってた巨漢の人強そう」だった