ギルヲ

バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍のギルヲのレビュー・感想・評価

3.7
最近『戦争は女の顔をしていない』という、第二次世界大戦に従軍した旧ソ連の女性兵士500人にも及ぶ聞き書きの本を読んだばかりだったので、この、彼女らのルーツとも言える女性兵士だけの隊『バタリオン』の存在に興味を惹かれて観ました。
本を読んだ影響か、役者魂に対してか、彼女らが長い髪にバリカンをあてられて坊主になっていく姿に涙が出ました。
ボチカリョーワ隊長のみ実在の人物であとの隊員などは創作のようですが、ぐっとくるエピソードもありなかなか良かったと思います。
ただ、ラストの据わりの悪さがどうしようもなくて、史実かどうかはともかくクズ男に華を持たせる必要は無かったなあと。
あと、みんな坊主なので、邦画であっても髪型がみんな同じだと識別に苦労する私には知らない女優さんばかりのロシア映画はキツかった(笑)みなさん素晴らしかったけどね。
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