バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍の作品情報・感想・評価

バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍2015年製作の映画)

The Battalion/Batalon

上映日:2017年07月18日

製作国:

上映時間:123分

3.7

あらすじ

第一次世界大戦中の1917年。ドイツ軍による毒ガスや塹壕戦により、壊滅的な状況に追い込まれたロシア軍。その中で国家の最終兵器として女性だけの秘密部隊が結成された―志願したのは貴族、学生、労働者など様々な身分の女性たちであった。彼女たちは、凄まじい訓練を耐え抜き、すぐさま戦場の第一線に送られる。戦意を喪失した男たちに反して、勇敢にドイツ軍に立ち向かっていく女性部隊だったが、戦いが激化していく中でひ…

第一次世界大戦中の1917年。ドイツ軍による毒ガスや塹壕戦により、壊滅的な状況に追い込まれたロシア軍。その中で国家の最終兵器として女性だけの秘密部隊が結成された―志願したのは貴族、学生、労働者など様々な身分の女性たちであった。彼女たちは、凄まじい訓練を耐え抜き、すぐさま戦場の第一線に送られる。戦意を喪失した男たちに反して、勇敢にドイツ軍に立ち向かっていく女性部隊だったが、戦いが激化していく中でひとり、またひとりと命を落としていく・・・。

「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」に投稿された感想・評価

小一郎

小一郎の感想・評価

3.6
新宿シネマカリテの「カリコレ2017」での鑑賞3本目。第1次世界大戦時の1917年、ドイツ軍の毒ガス攻撃や塹壕戦によって壊滅の危機に追い込まれたロシア軍は、最後の手段として女性だけの秘密部隊を結成するという実話に基づく物語。

ロシアの女性部隊についてググるとウィキで「マリア・ボチカリョーワ」という女性がヒットする。第一次大戦中、ロシア軍に入隊した彼女は戦場で実績をあげ、ロシアで初となる婦人部隊の創設に任じられた。この映画の主役も彼女だろう。

映画を観る限り、婦人部隊への期待は実戦での活躍というよりも、長引く戦争にヤル気を失っていたロシア軍の士気を高めることのように見える。

だから、戦力と見られていない感じだけれど、訓練での頑張りが認められ前線に派兵されると、祖国のために捨て身で戦う彼女達に心を揺さぶられないわけにいかない、みたいな。

カリコレで本作の前に観た、第2次世界大戦中、ナチスドイツの戦車部隊にわずか28人で立ち向かった旧ソ連兵の“物語” 『パトリオット・ウォー』はロシア国民の自尊心を満足させることが主題だったように思う。

一方、本作は日本人の自分からみてもドラマ的に面白く観れる要素が多い。それは隊長と隊員の絆や隊員同士の友情、そして恋であったりする。

素人が集まって、隊長のもと順調に成長していくけれど壁にぶつかる。それを皆で乗り越え、念願の前線配備を勝ち取る…。青春スポコンドラマみたい。

でも、戦場に行けることを喜ぶ姿には複雑な気分。戦場ではヤル気のない男達を尻目に、まさに孤軍奮闘。そんな中、一人、また一人と仲間を失っていくのは他の戦争映画でも良くあるけれど、その仲間との関係が美しく描かれていただけに、切ない気持ちになってくる。

婦人部隊はやがて力尽きドイツ軍に追い込まれるけれど、このまま壊滅させてしまったら男の存在意義は何なのよ、みたいな感じに。

ということで、面白いことは面白いのだけれど、戦争が題材なだけに、やっぱり後味はあまりよくないかな。

●物語(50%×3.5):1.75
・戦争がベースだと、どうしてもね。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・女性も全員丸刈り。訓練、戦闘シーンもまずまずの迫力。

●映像、音、音楽(20%×3.0):0.60
・可もなく不可もなくかな。
KMD

KMDの感想・評価

4.0
泣ける、かなり泣ける。ラストやばい。仲間が一人また一人死んでいく儚さったらない。アクションはぼちぼちでドラマとしてよく出来ている。男たちが女々しい。
てるる

てるるの感想・評価

3.7
カリコレ2017作品。
第一次世界大戦中、ロシア軍の士気が下がりに下がりまくった結果、誰も戦わなくなった時に組織されたのが女性を中心に組織された婦人決死隊。通称バタリオン。

隊長が「バーターリーオーーン!!」と叫ぶ度にバタリアンが頭にチラついて仕方なかったけど、あの脳みそ大好きゾンビとは全く関係ありません!

将軍の娘、家庭教師、お嬢様と使用人、兵隊の夫を待つのが嫌で追いかけてきた妻、怪力女、嗅覚鋭い女子など様々な経歴の女性達が、国を守りたいと志願してくる。

特に家庭教師ベラ役の人はめちゃくちゃロシア美人!
将軍の娘役の人はちょっとロザムンド・パイク似。

採用されたら軍隊なので、そんな美女達が皆丸刈りにされるんだけど、そのシーンで涙する彼女達を見てこっちも涙出そうになった。

でも最初はちょっとした斜面すら駆け下りることが出来なかったのに、だんだんと兵士として成長していく姿は観てて楽しい。

厳しい訓練やピンチ、テストを乗り越えてようやく戦地に向かうんだけど、戦地にいる男どもはクソ野郎やヘタレ野郎ばかり。
ていうか軍隊なのに上官に兵器で楯突いたり銃を向けたり、戦闘拒否したりと当時のロシア軍の崩壊ぶりが凄い。

それに対して女性達の士気は高い。
訓練したとはいえ素人に毛が生えた程度の練度だったり、若い女性ならではの甘さだったりで、ドイツ軍にいいようにやられながらも孤軍奮闘する姿が泣ける。

ロシアの歴史に詳しくないので、どこまでが史実なのかは分からないけど隊長のマリア・ボチカリョーワは実在の人物らしい。

とにかくジャケがカッコ良すぎるので期待し過ぎてしまったのは否めない。
戦闘シーンは後半に少しあるだけなので物足りなさも感じてしまったけど、凄く興味深く観れた。
沖縄でもひめゆり学徒隊がお国のために!と若い女性達が命を散らしていったけど、この映画でもここぞという時の女性の強さを感じられた。
gesu

gesuの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

バタリオン
ロシア対ドイツの第一次大戦時に存在した婦人部隊のお話

綺麗な女性が丸刈りにするのって見てるのしんどいな

一番乱暴で力自慢のやつが初めて殺したときのこれでもくらえしか言えなくなるほど動揺しててまあやっぱそうだよね感。

隊長の隊長としての厳しさと母のような優しさ
kyoko

kyokoの感想・評価

3.9
カリコレ6本目。

うっかり「バタリアン」と間違えそうな、このロシア婦人決死隊の存在を全く知らなかった。

第一次世界大戦、ロシアの臨時政府は、ドイツとの戦いに疲弊し戦闘意欲をなくしてしまったロシア軍の士気を高めるためにバタリオンを作る。
こんなに志願者いるんだ!とびっくりした。映画では全く触れられていないが、やはり報酬が良かったんだろうか。
入隊した女性たちの丸刈りシーンは、女優の覚悟を通して当時の女性たちの覚悟が伝わってくるようだった。

女性隊長は厳しいゆえに反発する隊員もいるが、初めて敵を殺してしまい動揺して泣きじゃくる隊員を必死になぐさめる様子は深い愛情を感じる。隊員が「はい、お母さ…」と言いかけるシーンは、先生にうっかりお母さんと呼びかけてしまった小学生みたいで微笑ましい。
ドイツ軍に挟まれ死を覚悟した隊長が隊員に謝り、みなで祈りの言葉をつぶやく場面は切なくて泣けた。戦闘シーンもかなりエグい。

全く威厳のない大佐、みなの前で女房をボコるやつ、いつも酔っぱらってる兵士たち、男どもは一部除いてほとんどクズだけど、それで終わらないラストも良かった。
nagisa

nagisaの感想・評価

3.5
『カリコレ』 th-1