××/100点(採点しません)
ドキュメンタリーを観る醍醐味の一つには、「実際にこの世界で生きている人の生の姿に触れること」があると思います。
この作品は多くの観客にとって、<見知らぬ街の見知らぬ人の人生に普通よりちょっとだけ深く触れる体験>となるはずです。
普段の日常の中で関わる人であっても、誰かの人生にここまで深く関わる体験は中々ありません。
でも時々、誰かの人生にいつもより深く触れられる時がごく稀にあります。そういう時、その人に対する見方がちょっと変わったりします。
そういう時、私は少しだけ嬉しい気持ちになります。
この映画でミミのことを少しずつ知っていく過程は、そんな体験でした。