吉高由里子の魅力爆発。泣き顔がスクリーン映えするし、彼女が発する、独特に残る言葉の余韻が好き。どんな役をやっていても良い意味で空っぽに見えるし、そこが綺麗。
愛を知らないと愛することもできない。愛を知らずそこに穴が開いたまま、類似してしまう"傷で得る生きる心地"や"自分と似た存在に対する興味・安心感"、という拠り所を探し、後に彼女はその穴に収まるべき"愛"に出会えた。穴は消えたんじゃなく、そこに愛が収まっただけ。人間の変われなさと愛の可能性、その噛み合わなさが切なかった。
ただ後半はストーリーが出来すぎていて、なんか最後は綺麗な感じにまとまってるしでそこがうーん。ネタ割れしてて予想外の事実が！って展開もないし、もっとグログロ行って欲しかった感もありました。桃李くんがああなるのもなんか極端だし置いていかれた。
