原作既読です。
うーん…原作だと「そもそもこの手記を書いたのは誰なのか」という点での謎解きが物語の大半を占めていて、そこが凄く面白かったと思います。ですが本作では、そもそも手記を書いたのが誰なのかがそこまで疑問視されずに話が進んでいたので、その点での面白みが無くなってました（登場人物的に母美紗子だなというのがすぐに察しがついてしまう）
その結果、前半の黒々とした雰囲気よりも後半のベタベタな家族愛みたいなのが悪目立ちしてしまっている気がします。
あと松坂桃李がヤクザの事務所に殴り込みに行くときに「1人で行くなんて無謀よ！」と言われて「大丈夫です！俺には殺人鬼の血が流れてますから！！」ってセリフはさすがに「（笑）」って感じでした。厨二かよ笑
てかそもそも単身ヤクザの事務所に乗り込むという設定がVシネマみたい。
