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ユリゴコロのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】
森のカフェを経営している柳原涼介。
彼には婚約者のちえがいた。
彼女を連れて、実家の父の元へ。父はガンの為、老い先短い人生だった。
ある日、ちえがいきなり、部屋から忽然と姿を消す。その直後、実家の押入れから一冊のノートを発見。そこから、涼介の人生は大きく変わっていく。
そのノートはある殺人鬼の女性の人生について書かれていた内容であった。
彼女は小さい頃、感情が無く、医者に安心できる【拠り所】が必要であると言われていた。
小さいその子はそうは聞こえず、【ユリゴコロ】と聞こえていた。ユリゴコロとは安心できる場所。
そう思い、安心できるものを探し続けていたが、中々見つからず。ある日、虫が暗い穴に落ちていくのを見て、楽しいと感じた。その時に自分は他の人とは違うと認識し、その時、一緒に遊んでいた友達を事故を装い、沼に落としてしまう。
それがまた楽しいと思ってしまい、それから度々殺人を犯すようになる。
次の被害者は小学生の男の子。彼女は中学生になっていた。ある日、道を歩いていると、小さい女の子が排水溝の中に帽子を落としてしまっていた。小学生の子は取ろうとするが、届かず、近くを通りかかった大学生の男の人が排水溝の蓋を持ち上げ、その間に小学生に取らせようとしていた。彼女はその時、助けるフリをして蓋をワザと落とし、首を挟めて殺害。
次は彼女が大学生の時。その時の料理学校の同級生でミツコと言う。
ミツコは自傷行為をする子であった。彼女はミツコの手首を深く切り殺害。
それから、彼女は卒業後ミツコと名乗るようになる。そして、レストランに就職。しかし、1年で辞め、その後は娼婦として生きる。
その時、元レストランの従業員と再会し身体を売るフリをして殺害。
その後、1人の男性と出会う。男は何もせず、ただお金を渡しご飯をご馳走してくれる。彼女は少しずつ男に惹かれていった。
しかし、その男は病んでいた。何と、昔排水溝の蓋を持っていた大学生の男の子であった。
その男はそれから、罪の意識に苛まれ、ずっと死にたいと思いながら生きていた。
その事実を聞いて少し経った時、ミツコは妊娠。
男は2人を養う為に生きていくと思えれば頑張れるとミツコにプロポーズする。
その2人が涼介の今の両親であった。
2人はその後、何年かは幸せに暮らしていた。
ある日、1人の男が訪ねて来た。その男は元レストランに配達に来ていて、ミツコのことを狙っていた男であった。
男は殺されたシェフからあの日の夜、ミツコとやると連絡があったと伝えた。ミツコを脅してホテルへ行く。しかし、ミツコは青酸カリをビールに含ませ服毒殺人をする。
それから何日かして、警察官が訪ねて来た。その殺害した男の携帯に、ミツコの連絡先と住職が記載されていた、警察は話を伺いに来たのだと言う。ミツコは知らんぷりをする、それからミツコはこれまでの事をつぐなう為、川へ自殺を図る。
その時、助けに来たのがあの涼介であり、涼介は皮に溺れてしまう。涼介を助ける為、ミツコは引き返す。しばらくして父が到着。
ミツコが眠ってる間に父は例のノートを見つけ読んでしまう。そこで、自分の妻があの時の中学生で殺人鬼だと知りショックを受ける。
一緒にいられないと判断した父はお金と地図を渡し、二度と父と涼介の前に姿を現さないことを条件に別れた。
そこでノートの内容は終わり、現実に戻る涼介。ちえの情報をくれた女性はちえがヤクザの相手をしており、都内のマンションに監禁されていることまで突き止めた。ヤクザの事務所に突入すると、何とすでにヤクザ達は殺されていた。
ちえを助け出し、その場を後にする涼介。殺人現場に落ちていたのは家の近くにある木の種であった。そこで涼介はあの女性が自分の母であると知る。涼介と母は対面する。母を殺そうとする涼介だが殺せず。その後、実家に帰り、家の外から眺める涼介の姿で幕を閉じる。

【感想】
最後まで面白かった。まさか、松山ケンイチがあの時の小学生とは、まさか母が生きているとは驚きっ放しだった。あと、松坂桃李の車で爆走するシーンが異常にありすぎ笑
DVDで鑑賞したが、字幕無しの設定しかできず、役者の話していることも聞き難い箇所もあり、途中途中イライラしていた笑
話はとても面白かった。
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