鉄板の重み。肌に食い込むナイフ。血の温度。死の触感はギリギリの生の実感。
吉高由里子がいい。蛇にピアスも良かったけど。虚無を見つめる目。子役も凄かった。松山ケンイチもいい。容赦のない優しさ。松坂桃李はちょっとうるさい。あの狂信的な逝っちゃってる演技はいつもやり過ぎじゃないかと思う。原作ではもう一歩引いた所から観ていて母親の事も受け止めて居たような気がしたけど。ああいう脚本・演出だからしょうがないが。
原作は人間関係がかなり複雑だったからやはりそのままという訳にはいかないだろうけど、後半かなり強引かなぁ。ダンナがヤクザとか整形とか。
エンディングの曲がいきなり明るい。もっとどんよりさせて。
