欠落した心を唯一埋めることのできる命を奪うという行為に支えられ漂うようにユリゴコロを探し求めたある愚かな女性の物語。異常に憑かれた彼女の目に映るジメジメと延々光の届かない世界、そんな逃れられないグロテスクは時を隔てて侵食し出す。
結構ハードやし気味悪めな映画やけどミステリーとしても割と面白かったし、支えられてたはずの拠り所がカタチを変え彼女にとって最も痛いものに変わる。避ける事のできない業と報いが苦しい！
難しい感情を表現しきる吉高由里子の凄味に持ってかれた。やっぱこの人スゲェな〜松坂桃李は迫真過ぎて過剰になってた気もするw
沼田まほかるの原作は未読やけど幾つか出来過ぎな展開が気になったので原作の内容を調べてみたけどやっぱ大幅な変更が加えられてるみたいですね。それわかってスッキリしたw
けどまあ映画も悪くなかったです。
佐津川愛美の痛々しさったらw
