12月2日は日本の俳優界において多大な功績を残す名優・山崎努さんの80歳のお誕生日です。
おめでとうございます！
彼の出演作の中でも三大・怪演作と云えば、黒澤明「天国と地獄」の例の男、野村芳太郎「八つ墓村」の多治見要蔵、そして深作欣二「新仁義なき戦い 組長の首」のポン中ヤクザ楠鉄弥だと勝手に思っている次第です。
それまでの実録枠から逸脱し、更に舞台も広島から北九州に場所を変え、娯楽テイストを一層強めた「仁義なき戦い」新シリーズ第2弾。
このオリジナル脚本により、笠原和夫が本シリーズで培ったDNAは完全に絶たれました。
ド派手なカーアクションを盛り込み、これまで積み上げてきた土台を一気にひっくり返します。
しかしながら刺殺、射殺シーンにはどれも力が入ってる。
死神のような顔つきで、見事廃人同然のヤク中演技を魅せた山崎努。その強烈なインパクトは他の役者さんが霞んで見えるほどです。
あとずっと思ってたんですが、若い頃の山崎努ってなんとなくチバユウスケに似てると感じるのは私だけ？
一方、ヒロインは我が愛しき梶芽衣子さんが務めてらっしゃるんですが、これもひし美ゆり子のエロさの前では霞んで見えちゃうこと必至です。
いやー、これは本当にいい女。サガリボンボンでもいいから前からガシガシ攻めたい。
Mr.激昂おじさん室田日出男、二代目の座を狙う悪役幹部ミッキー、ケツを掘られそうになる弟分稔侍、渡り鳥小林旭を名乗るその舎弟三上寛、影の薄い恒彦兄さん、バーテンダーでカメオ出演の千葉ちゃんなど、魅力的なメンツも見所のひとつ。
