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アウトレイジ 最終章のinazumaのレビュー・感想・評価

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)
4.8
北野映画の集大成。

いろんなところで監督も言ってるとおり、本作は"乾いた感覚"が取り入れられていて、まるで『ソナチネ』。

しかし、アウトレイジシリーズのお約束的展開もちゃんと用意されているし、映画館で時に前のめりになり、時に歯を食い縛り、時に爆笑し、今までのシリーズと同じテンションでしっかり楽しむことができたと感じています。

終わり方もどことなく哀愁が漂っていて満足いくものでした。が!もっと北野バイオレンスがみたい!!という衝動に駆られながら劇場を後にしました。『アウトレイジ:REBORN』的な何かを勝手に期待(妄想)しながらまた北野作品を観返したいと思います。

あと役者陣の素晴らしさも健在。
相変わらずピエール瀧は"おいしい"ところをかっさらっていきますね。本作に限らず。このシリーズには今までいろんなヤクザが出て来ましたが、完全に新キャラです。大好きです花田。
塩見三省もいろいろありましたが、前作とはまた違った迫力があって良かったです。
光石研は本作で一番悪い顔してました。いやーもう最低(最高)!
そして、極めつけの大杉漣はというと、久しぶりの北野映画出演ということもあってか超楽しそうに演じてました(^o^)
やはりこの方は北野映画には欠かせません!
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