まさしく全員暴走でした。
皆がそれぞれの悪党ぶりを出し切っていて、ある意味で清々しいくらいでした。
韓国の国際組織を巻き込んで、花菱会の跡目争いが激化していく様相はリアルでした。
思わず「アッ!」と目をそらしたくなるようなシーン(大杉漣さんの処刑シーンやピエール瀧さんの口内炸裂花火など)が随所にありハラハラの連続でした。
オールスターキャストの中でも、やはり西田敏行さんの存在は別格でした。
これは西田さんの映画ですね。
ほとんどアドリブで対応されたのではないでしょうか。
同時期に上映されている「ナミヤ雑貨店の奇跡」とは全く相容れない役柄を演じ分けることのできるプロフェッショナルの仕事を観ることができました。
素晴らしい役者さんです。
ストーリーは、たけしさんがあんな形になったので、続編はないでしょうが。別のシリーズ作品を期待しています。