1作目はヒリヒリ・ドキドキ殺しのピタゴラスイッチ、2作目は伸びのある罵倒芸大会….
そして最終章。
はしご酒の末の、しんみりお疲れお開き会。
エロスとタナトスが甘美に絡まり、頽廃の芳しい香りが陽炎のように立ち込める「ソナチネ」という奇跡の傑作から、そのアウトラインだけを絵的に繋ぎ合せたような、やっつけ感。
…ま、これでいいんじゃないですか?
とりあえず大友が、この“アウトレイジ祭り”を〆るための最終章ってことで。。
…北野武の作品を観るという行為は、北野武という人間の心象の推移を辿ることだと思う。
北野武作品を観る、というよりも北野武そのものを観るということだ。
俺はこれからも“北野武”サーガを追い続けていくと思う。