能戸淳

アウトレイジ 最終章の能戸淳のレビュー・感想・評価

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)
5.0
とうとう三作目、主人公大友=世界のキタノの行く末がどうなるのか期待して観た。
・・・うん、いい映画だったね。

ストーリーは、韓国・済州島から。
関西の大組織の幹部がトラブル。
そして、そのトラブルの相手が・・・大友、つまり世界のキタノ。
で、物語は韓国から日本へ、そしてまたも暴力に次ぐ暴力の連鎖が・・・って感じ。

今回は関西の大組織の内部抗争、つまり西田敏行さん演じる若頭と先日亡くなった大杉漣さん演じる会長派との内紛がストーリーの縦糸になっている。
そして韓国の組織つまり白竜サマが所属する組織も絡んで、男たちの、っていうかご老人たちの権謀術数が渦巻く描き方がされている。

・・・ホント、今回の作品は主要人物の平均年齢がメチャ高、にもかかわらず、っていうかだからこそ、人間同士の権力や嫉妬が渦巻く描かれ方がされている。
※これマジで思うけど、年齢層が高いかつ男同士の嫉妬や権力闘争はホントにタチが悪い。

ということで、今回は暴力も凄いけど、そういう人間のナマの姿も描かれているという点でいい作品だったかな。
能戸淳

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