「不完全燃焼な幕切れ。」
最終章と銘打ってる通り、これにてラスト。最後。
前作からインターバルが長いせいもあってあまり記憶が朧げで見返してもいないから登場人物が多くて誰がどこの組なのかが把握できないまま話がどんどん進んでいくのでメッチャ混乱した。おさらいが必要なぐらいこんがらがってるだろコレ。
そもそも大友がなんで韓国にいるかの説明も無いし。前作のラストがあれだからこうなってる、ぐらいの説明は欲しかったよ。
なんか同監督の「ソナチネ」をオマージュしてるっぽい場面がそこかしこに見られる。ラストの哀愁漂う幕引きなんかまさにそれだし。
うーん、なんか回を増すごとにバイオレンスさがなりを潜めて、とにかく会話劇になってる感がある。地味さにも拍車をかけてるし、これがシリーズの最後なのかと思うと正直拍子抜けな印象。俳優達の演技と顔芸に助けられてる感じ。
かといってつまらなかったワケではないが。終わり方も賛否両論あろうが割と自分は好意的に解釈しているし。ただもうちょい余韻を残して欲しかったってのもあるなあ。まあ何はともあれ殿、お疲れ様でした。