鍋レモン

アウトレイジ 最終章の鍋レモンのレビュー・感想・評価

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)
3.5
⚪概要とあらすじ
北野武監督が裏社会にうごめく男たちの仁義なき戦いをあぶり出し、ヒットを飛ばした『アウトレイジ』シリーズの完結編。

関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、大友(ビートたけし)は韓国に拠点を移す。彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長(金田時男)の下にいたが、ある時、韓国に出張中の花菱会の花田(ピエール瀧)が騒ぎを起こし、張会長の部下を殺害してしまう。この事件を発端に、張会長と花菱会の関係は険悪になり...。

⚪感想
「迷惑もハローワークもあるかい」

ヤクザ同士の駆け引きや裏切り、騙し合いが面白い。

ビートたけしさん演じる大友の舎弟的な存在の大森南朋さん演じる市川が良いキャラクターだった。緊迫感に少しの抜け感。

西田敏行さんのセリフが面白くて好き。アドリブなのか本当にそういうセリフなんだろうか気になる。

西田敏行さんと塩見三省さんは手術明けの撮影だし、年齢が高いキャストが多いから椅子に座ったシーンが多し、呂律が回っていないとは言わないけどセリフが聞き取りづらい人も。

ピエール瀧さん演じる花田のでっぷりとした感じがまたリアル。
本当に薬をやってたけども。
花田が花菱会の若頭補佐の中田と張の元へ詫びへ行くシーンが面白かった。

原田泰造さんや大杉漣さんは圧倒的に善人イメージなのにこうした役どころなのは不思議。

大友の死に場所を探すような暗さと寂しさが辛い。

残酷なシーンは1作目、2作目よりは控えめかも。それでも銃撃シーンは迫力があった。ビートたけしさん自身は編集している時誰を撃って誰がやられたか分からなくて大変だったみたい。

普通に楽しめた映画。

⚪鑑賞
TSUTAYAのDVDで鑑賞。
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