しいだけるん

クローバーフィールド・パラドックスのしいだけるんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

クローバーフィールドシリーズ第3作。第1作の前日譚。地球に帰還するラストシーンで第1作につながる。舞台は、宇宙ステーション。地球のエネルギー問題を解決するためにシェパードという加速器の実験中に別次元に飛ばされ、ミミズやジャイロが乗組員の体の中に入り込むは、壁の中から美女は登場するは、乗組員の腕が吸い込まれて分離してしまうなど、ホラー的な展開。そして乗組員は順番に亡くなっていき、生き残るのは主人公の女性と瀕死だった乗組員のみ。ほぼエイリアンのラストだ。さらにステーション内のデザイン、乗組員のファッションなどもエイリアン以来の絵面で、新鮮味はない。最近の宇宙ものでよくあるイメージだ。それだけエイリアンのインパクトは凄かったということだ。第1作に繋がる伏線は今一わからない。おそらく実験による時空の歪みが怪物を生み出したということなどだろうが、明確に示されたわけではなく、作品としては消化不良の1品だった。本作ではテネットで印象的だった美女エリザベス・デビッキが出ており、こちらでのインパクトも抜群でした。