おはる

クローバーフィールド・パラドックスのおはるのレビュー・感想・評価

3.6
「私の世界じゃない」
エネルギー問題の最終解決策として宇宙ステーションにて粒子加速器の起動実験を繰り返すも2年もの間成功せずクルー間の空気も地球の状況も悪くなるばかり。そんな中ついに実験は成功したかに見えたが結局は失敗。その結果、何故かクルー達はパラレルワールドに来てしまったのだった…というお話。

『クローバー・フィールド』シリーズもついに宇宙へと進出。本作は宇宙ステーション内で次々に起こる不可解な現象に対峙するパニックスリラーとなっております。全てのはじまり云々なんていうからさ、1作目2作目と続けて観ちゃったし気になるやんという訳でNetflixにわざわざ加入し鑑賞。その結果、やっぱり求めていたものと違うと思いつつも暇つぶしには丁度いいSF作品に仕上がっていました。

シリーズに共通するこの先どうなるんだ…という只ならぬ緊張感は本作でも健在。ただ起こる事象が余りにも不可解過ぎてもはやギャグのレベルに到達していたのも事実。壁にめり込む女、口からミミズ大量リバース、ミギーのくだり、胃からジャイロセンサーなどなど。
また巨大怪獣出現についてもアレがああなって云々とそれらしいことは言われるのだけれど、じゃあ具体的に何であんな姿形でニューヨークに現れたん?てかそもそもあのキモいやつ何やったん?みたいな謎は結局謎のまま。最後のアイツのサービスショットも何あれ?てかデカ過ぎじゃね?ってな感じで謎は深まるばかりだ。
まあ第4弾が製作中とのことなのでそろそろ核心に迫ってくれJ.J.エイブラムスさんよ!
おはる

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