きえ

クローバーフィールド・パラドックスのきえのレビュー・感想・評価

3.7
シリーズ3弾は宇宙St.。エネルギー枯渇に喘ぐ近未来で無限エネルギーを地球に齎す粒子加速器の実験が行われるもそこには時空の膜を引き裂き複数の次元を衝突させ現実を粉砕するリスクが… って何やら小難しい実験内容ですが、要するにSF+パラドックス+密室劇と言う面白さ3点セット。私の大好物でもあるので必然評価は甘いですがラスト最高でした👏

この作品は世界最大のイベントと化したスーパーボールの合間に突如予告編が流れて試合終了後にはNetflixで世界同時配信と言うゲリラ公開となったのですが、今年は最後の最後に『ROMA/ローマ』を配信し今やNetflixに加入していないのは致命的とも言える映画新時代の本格的幕開けとも言える年だったのではないでしょうか。

私がこのシリーズを好きな理由は各作品バラバラに見えて実は繋がってる所なのですが今回の第3弾が重要な鍵を握ってました。

突っ込みどころは多々あります。今やキャスティングの多人種は当たり前だけど、クルーの1人を演じるチャン・ツィーは何故か1人だけ中国語で喋り他のクルーも彼女には中国語で話し掛けると言う違和感。明らかに中国マネーの影響でしょうか。今年は映画界に於ける中国マネーの存在が多分に見られた年でしたね。ほぼノーメイクで挑んだチャン・ツィーには拍手を送ります。

第4弾は既に完成済みとの噂が。今度は第二次世界大戦下だとか。この一連の構想を思い描いたJ・J・エイブラムスの頭の中が大好きです。
きえ

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