これまで様々な手法で楽しませてくれたクローバーフィールドの続編、上がりすぎたハードルを越えられず。
あのでっかいやつらがどこから来たのか判明するみたいな煽り文句だったが結局はっきりこれ！みたいな答えは教えてもらえず、ただただ多次元間移動の恐怖とラストの胸糞とも言えない胸糞感のみが残った。
序盤の壁と一体化した人や腕が飲み込まれちゃうシーン、目がぐるんとなるシーンは不気味で良かったが、そのあとはおとなしめの宇宙サバイバルといった感じで特に目新しさはなかった。船長がリングに残った理由もイマイチ。もっと緊迫感と不気味さを前面に押し出して欲しかった。
主人公の演技はなかなかで、異次元の自分にメッセージを送るシーンなんかはこちらも涙が出そうになった。そしてなんとか脱出からの…。あの終わり方はある意味新しいかも。電話に向かって帰って来させるなと叫ぶ旦那さんの必死感も相まって"おしまい"感がすごかった。
ところであの女の子はいる意味あったの？
